自転車トレーニング中にガードレールに激突!頭から落ちた!!
数日前に自転車でケガをしてしまいました。これについて共有しようと思います。
背景
自転車を乗っていた理由はトレーニングです。職場までわずか5kmの道のりですが、それを活用して、マラソンのトレーニングをしようとしたのが始まりです。ランニング用腕時計のおかげで、心拍数が測定できるようになったので、トレーニングとして効果のある強度を知ることができるようになったためです。通勤ですが、単なる移動というには速すぎる速度で漕いでいます。心拍数は120bpmくらいで推移させていました。
行きは日が出ているので明るいのですが、帰りは既に暗いです。この条件下で、時速20km以上の速度で移動するので、確かに危ないなと思っていました。ただ、自分に限って言えば、それをわかっているのだから、大丈夫だろうと思って、このトレーニングを続けていました。
これを始めたのは、手賀沼ハーフマラソンの後からです。手賀沼ハーフマラソンの結果を受けて、フルマラソンを走るには、運動量がそもそも足りないと考えたからでした。したがって、最近、始めたばかりでした。
自転車に乗り始めると、それはそれでいろいろな学びがあります。ペダルを回すにしても、ハムストリングス主導で行うとより速く進めることがわかってきました。こうして、自転車トレーニングに慣れてきたところでした。
事故
その日の帰り道が何か特に条件が悪かったわけではありません。雨が降っていたとか、特に疲れていたという明白な事情はありませんでした。いつも通り、真っ暗な歩道の上を自転車のライトと、後方から走ってくる自動車のヘッドライトを頼りに走っていました。
通勤経路上の最も大きな交差点の信号につかまりました。4車線と2車線の道路が交差する広い交差点で、両方に右折信号が付くほど、交通量の多い場所です。横断歩道の手前で待ちます。信号が青に変わり、加速しながら逆側の歩道に乗り込もうとした瞬間に、とんでもない異変に気が付きました。私の自転車がガードレールに衝突していたのです。
自転車が突然止められたので、私の身体だけ前方に投げ出されました。気が付いたときには、投げ出された瞬間でした。事態を理解したときには、頭が地面にぶつかり、背中から地面に落ちました。おそらく、身体がガードレールを飛び越えた後、飛び込み前転のように地面に落ちたのだと思います。しかし、幸いにも意識ははっきりしています。
ランニング用腕時計が事故発生を発報していましたが、今はそれどころではありません。
立ち上がろうとすると、左の太腿の外側が痛みます。しかし、動けないほどではありません。片方の靴が脱げていたので、それを拾い、立ち上がりました。歩けるレベルでしたので、自転車を探しました。当然のことながら、交差点内、私が衝突したはずのガードレールの向こうに転がっています。信号が赤になる前に交差点に入り、自転車を歩道まで持ってきました。自転車のかごが完全に潰れていましたが、スタンドを降ろして自立させました。それから、両ひざに手をつきながら休みました。これで一部始終を見ていたであろう、信号待ちの自動車のドライバーに、自分が無事であることを伝えることができたと思いました。その必要があるほど、傍から見ていたら、異常な事態だったはずです。
ここまでやってから、身体の状態を再確認しました。最も痛みを感じたのは、やはり、左の太腿でした。ただ筋肉の痛みだったため、時間が経てば、動けるようになると思いました。こうなってしまっては、自宅に戻ってみなければ、状況がわかりません。早く帰り着きたかったので、ともかく、自転車に跨り、漕いでみました。そもそも右脚だけでも帰るだけなら可能でしたが、左脚も動かせました。もう、事故は起こしたくないので、ゆっくりと進みました。自転車が乗れる状態だったのは、今思えば、幸いでした。
こうして無事に帰り着きました。自宅ではまず、頭を確認してみました。アスファルトにぶつけていたので、500円玉くらいの範囲でぽつぽつと出血していましたが、深くはありませんでした。サッカーで膝を地面に軽く擦ったくらいです。傷口を水道水で良く洗浄しました。
左の太腿は外傷はなく、単純な打撲でした。ただ、翌日以降、かなり腫れると予想されました。このため、保冷材で1時間ほど冷やしました。
反省
何故、この事故が起きてしまったのかを考えてみました。
慢心
これはどの事故でもそうだと思います。慢心によって、事故を起こすかもしれないという健全な危機意識が無くなっていました。自転車トレーニングを始めてから約1ヵ月です。
トレーニング志向
夜道であるにも関わらず、身体に負荷をかけることを優先してしまいました。事故を起こした瞬間も、信号が青になってから、加速していくことしか考えていませんでした。前を見ていなかったのではなく、ガードレールの向こう側を見ていたのです。
ガードレールの反射材
反射材は視認性を高めるために貼られています。それは間違いありません。しかし、まず、その対象は自動車のドライバーです。ガードレールの支柱の頭の側面にのみ貼られていて、支柱間をつなぐ横棒には貼られていません。これに自動車のライトが当たると、反射材だけが明るく見えて、支柱の存在はわかるのですが、横棒は見えにくくなるのです。実は、この交差点の前後の歩道上には、自動車止めのポールが立っていて、同じように頭の部分に反射材が貼られているのです。無論、これらのポールの間は歩行者が通り抜けるための空間になっています。自転車でも通り抜けることができます。このような背景もあり、よく覚えてはいないのですが、ガードレールの支柱の間を通り抜けられると誤認していたと推定しています。
視力の低下
視力の低下も原因の1つであるに違いありません。視力が若い頃のように良ければ、見間違いを起こしにくいし、したとしても早く気が付くことができます。
対策
暗いときはトレーニングを止める。
根本的に暗い中での自転車でのトレーニングは速度が高すぎます。ランニングでも気をつけるべきところ、1.5~2倍の速度です。速ければ速いほど危険性が高まります。自動車の運転と同じです。また、トレーニングと思えば、急ぐ気持ちが生まれ、これが事故につながります。
暗いときはメガネをかける。
視力はメガネで補えます。自動車と同じように運転中はメガネをかけるようにします。
常にヘルメットを被る。
2023年4月から自転車の運転者はヘルメットを着用することが努力義務化されました。しかし、ヘルメットを着用してはいませんでした。自分が事故を起こすとは思っていなかったからです。まして、頭を地面に打つとは思っていませんでした。今回の事故で私は地面に頭を打ちました。たまたま深刻な状況にならなかっただけで、何かが少しずれていたら、大怪我になっていたでしょう。
一方で、ヘルメットがあれば、今回のような事故が起こったとしても、リスクは大幅に削減されます。
人生は何が起こるかわからないと、思い出しました。気づくチャンスが与えられたからには、次はラッキーは無いと思います。既にヘルメットは買いました。もし、これを読んだ方で自転車用のヘルメットを持っていない方は、ぜひ、買ってください。


